2008年01月31日

冬、本番

 早くも1月が終わり明日からは2月。昨年に比べて寒い冬だが、冬本番はこれから。

静岡に永く住んでいる人に"春の訪れ"について聞くと「一冬に竜爪山が2~3回雪化粧し、2月に入って山が白くなると春がやってくる」と答えてくれた。
 今年はもう2回、竜爪山が白くなった。次回の冠雪で春の足音が聞こえるであろうか。全国的に寒いのでもう少しあとかな・・・。

 それにしても日の入りが遅くなった。図書館から帰ってきた5時10分、西の空は上空が飛行機雲が流れる青、下はうっすらとした夕焼けのコラボレーションとなっていた。
  


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2008年01月29日

「そんなの関係ない」メールが届いた

 冷たい雨が降り、寒い一日。午前中は県立美術館で中学生の鑑賞の先導・説明のお手伝いをしたが、取り立てての話題もないのでこのブログもお休みしようかと思っていた夕方、格好のネタが入ってきた。

 携帯電話にまったく知らない人からメールが入った。会社名は○○リサーチ、電話番号からすると東京、担当者も名乗っているが内容は当方まったく関知しないもの。以下その内容の概略。

 貴方は以前に「有料サイト」や「懸賞付サイト」などの無料のお試し期間中に登録した。その期限が切れた後もアクセスした代金が支払われていない。当社はそのサイト側から依頼されて貴方の個人情報を調べることになったがOKであるか、連絡がないと法的な処置をとる、などが書かれていた。書いてある意味もちょっとわからないが・・・。

 こちらは携帯電話を持つようになったのもそんなに前ではないし、メールも家族以外に使ったこともない。この怪しいメールは当然無視。

 他社はどうか知らないが、今使用している携帯電話は電話番号そのものでもメールを送ることができる。したがって桁数の同じランダムな数値を並べれば偶然に誰かわからない人にもメールが届くことになる。多分そんな形で送られてきたと思う。
 "俺おれ"詐欺やさらに巧妙な電話を使った詐欺に加えてメールをつかった汚い手口が増えているので注意しなければいけない。  


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2008年01月28日

五十三次復刻版の彫り師と摺り師

 昨日TVで「よみがえる浮世絵ロード」という番組が放映された。同じ時間に女子マラソンが行われていたのでビデオにとったものを見た。

 広重の東海道五十三次の版画復刻版が昨年完成したことから、番組は広重や北斎などの浮世絵に影響を受けた印象派のモネ、マネ、ロザンヌらの作品を、女優の壇れいさんがフランス他の美術館を尋ねて、持参した復刻版の浮世絵と比べるというものであった。
 内容そのものもなるほどと感じられるものであったが、浮世絵の版画の復刻に携わった渡辺和夫氏と摺り師の吉田秀雄氏という方が登場した。

 このお二方、実は私が数年前茨城県の生涯学習講座で「多色摺り版画」を初めて学んだときの講師だった。素人の受講生30人ほどをやさしく丁寧に指導してくださり、私自身、このときから木版画に興味を抱くようになった。

 講座が終わったあと、版画工房を営んでおられる石下町(現常総市)で行われた展示会に妻と出かけ、様々な作品を鑑賞するとともに吉田さんの「摺り」の実演を見させていただき、さらに"市川鯉蔵の定之進"の版木を使って摺らせていただいた思い出がある。(そのとき摺った版画)

 その後、失礼をも省みず年賀状のやり取りを続けさせてもらっているがこんなに有名な方とは知らずびっくりしている。とても気さくな渡辺氏なので許していただけると思うが・・・。  


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2008年01月26日

「姦婦にあらず」を読んで

 諸田玲子作「姦婦にあらず」を読み終わった。これは彦根藩主井伊直弼の不遇の時代をともにし、その後国学者・長野大膳と共に女密偵として幕府を維持するために働いた村山たか女の生涯を描いた長編。

 たか女は直弼の兄、直弼、大膳などとの男性遍歴から歴史上では"姦婦"としての評価となっている。桜田門外の変で直弼が水戸藩士に暗殺された後は追われの身となり、尊皇攘夷派に捕まり京都三条河原で三日三晩晒された後、釈放されて京都・金福寺で尼として生涯を閉じた。
 インターネットで「村山たか」を検索すると捕まった後についての記述が多い。また、金福寺には川原に晒されているたか女の絵も残っている。

 一方この小説は2005年5月30日から翌年7月8日まで日本経済新聞夕刊に連載されたもので単行本としては504ページの長編であるが、たか女逮捕以降の部分は量的にはあまり多くない。
 埋木舎(うもれぎのや)で直弼と出会い、娘を得たが兄との関係がばれて直弼から遠ざけられてもなお、また藩主として大老として表舞台で活躍する直弼を裏から支え続けるという一途な女として描かれている。

 一年前、静岡・女性会館で行われた講演会で諸田氏が"世に悪女といわれた女性を、女性の目から描きたい"と言っていたことを思い出す。また、昨春彦根城を訪れたとき見たお堀の傍の"埋木舎"が目に浮かんだ。  


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2008年01月24日

中学生の美術・芸術鑑賞

 北風が吹き荒れたため青空の中に富士山がくっきり浮かび上がった。このくらいきれいに見えると地元の静岡新聞にも取り上げられて、夕刊には三保の松原越しの写真が掲載されていた。
 私の写真は夕方、船越堤公園から望遠レンズで撮ったもの。


 午前中は県立美術館で中学生鑑賞のお手伝い。先導で生徒さんを案内した後は、地獄の門に多数見られる"悩める人たち"をどのように作ったかの展示パネルの前で説明を行った。
 作り方はロストワックス法と呼ばれる鋳造法であり、若かりし頃いろいろな鋳造技術に携わった経験が今思わぬところで役に立っている。
 その横ではビデオで"ロダン"体操を紹介している。ロダン館には地獄の門、考える人、カレーの市民など多数のロダンの作品が展示されており、それぞれがいろいろなポーズをとっている。この姿勢にあわせてストレッチしたり体操するもので、昨年テレビで紹介されたこともあり、案外中学生も知っており興味を持っていた。置いてある体操のパンフを喜んで持ち帰る生徒さんもかなりいた。
 
 グランシップと合わせ中学生の鑑賞に付き合ってみると中学校ごとにそれぞれの個性を感じるが、先生方もいろいろである。生徒と一緒に鑑賞したり、われわれボランティアに協力してくれる先生方がほとんどではあるが、中には自分の鑑賞に夢中になり生徒とまったく別行動をとったり、階段での移動で息を切らして生徒からはるかに置いていかれる先生もいる。
 ボランティアをしながら人間観察するのもけっこう楽しい。  


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2008年01月23日

「イチロー」トークスペシャル

 子供の頃、スポーツといえば野球か相撲しかなかった時代に育ったので、今でも野球が好きでこの時期になるとそろそろ虫がうずきだす。

 昨夜のNHKTV"プロフェッショナル・仕事の流儀"で「イチロートークスペシャル」が放送された。
 イチローと言えば"求道者"のイメージが強かったが、2年前のWBCでのリーダー的役割を果たした頃からそれが変わってきた。
 今回のトークではかなりハイテンションの状態であったが、本人はこれがいつものスタイルとのことでちょっと驚いた。
 オンとオフ、ユニフォームを着ると変身すると言う。私自身の現役時代を振り返っても会社の自分と家庭の自分を使い分けることなどほとんどできなかった。これが日本人の平均像とも思うが、世界で活躍するイチローはさすがに違う。

 日本での衝撃のデビュー以来素晴らしい記録を数多く打ち立ててきているが、2007年のシーズンで何かを掴んだようだ。それまでは"自分との戦い"であったものが、昨年後半から"相手との戦い"も意識できるようになったそうで、そこで得たものから今年にかける自信に満ち溢れていた。今年もとてつもない記録を達成しそうで楽しみだ。

 彼の夢は「50歳で4割を打って引退する」こととのこと。スケールの大きさに驚くが彼ならやるかもしれないとも感じる。また引退の時期は「"腹"が出たとき」と笑って答えた。"腹"が出ても野球はできるが"かっこ悪い"ことが理由。アスリートとしての彼の美意識を感じる。

 1月2日に放映された「イチロースペシャル」が2月17日14時から再放送されるそうだ。昨夜の放送を思い出しながら再度見てみたい。  


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2008年01月22日

中学生の鑑賞教室(グランシップ)

 昨日の昼間、平地では冷たい雨が降ったが、山のほうは雪のようだった。今朝、北の山々を見るとかなり広い範囲でうっすらと雪が積もっていた。
 私が静岡で冬を過ごすのは久しぶりなので、グランシップのサポーター(ボランティア)の方々に聞いたら「一冬で2,3回」、近くの山が雪で白くなるそうだ。

(グランシップ4階から)
 昨日に続いて今日はグランシップで中学生の見学の案内を行った。
 午前中に中ホール"大地"で静岡交響楽団の演奏を楽しんだ組と県立美術館の展示を鑑賞した組の合わせて3つの学校から合計400名ほどが来館し、大ホール"海"での光の動きや舞台のせりだしなどの実演とホール内の見学を行った。
 案内の時間は合計30分くらいだったので昨日の美術館よりは楽であった。


 終了後、反省会を行ったが"もう少しグランシップをアピールできる表現が欲しい"と言う意見が出て、私も同感。
 今年で2回目だそうで、少しずつ改善すればよいのではないか。  


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2008年01月21日

中学生の美術鑑賞(県立美術館)

 朝、竜爪山など静岡市の北にある山にはうっすらと雪が積もっていた。日中も雨が止まず、寒い一日。

 今日から2月1日までの延べ10日間、静岡県立美術館では県内中学生の文化芸術鑑賞推進事業が行われる。
 初日の今日は6校1110名の中学生が雨の中訪れて、企画展のガンダーラ美術とバーミヤンの遺跡展と常設のロダン館を約1時間かけて鑑賞した。
 ボランティアは生徒の先導や館内での整理を担当した。
 
 展示中のガンダーラ美術展は一般の人にかなり人気があり、入場者も順調に伸びているようだが、中学生にとってはロダンのほうが親しみやすいようだ。
 「地獄の門」、「考える人」や「カレーの市民」を熱心に鑑賞していた。

 この課外活動に対して学校側も事前に展示絵画などの予習があるようで、下から見上げたり、角度を変えてみたりと絵や像の鑑賞ポイントをつかんでいる学生さんも多く見受けられた。

 雪の影響で南伊豆の中学校は到着が遅れてしまったが、それぞれの学校、生徒さんたちは短い時間の中で楽しんでいただけたと思う。  


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2008年01月19日

今年初めての版画

'08年初めての版画です。そこで新年なのでおめでたい鶴を選びました。


 「向い鶴」という陰陽の鶴が向かい合っている文様ですが、あまり細かいと彫るのが大変なので15cmx22,5cmの版木の中に16羽を配置しました。

 縁取りの鶴(陰)一羽を彫るのに始めた頃は1時間半ほどかかりました。一方陽の鶴は1時間ぐらいで、後半は慣れてきたので少しは短縮されましたが、全てを彫るのには数日を要しています。

 色は陽の鶴には白と紫を混ぜたもの、陰の鶴はワカタケとシャトルーズを使いました。3色摺りですが、重なり部分がありますので彫ったままの部分白を加えると5色になります。

 今年は日本の文様にも注目してみたいと思います。
  


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2008年01月17日

象の顔が現れた

 昼前のNHKTVで静岡からの富士山の映像を流していた。富士山がくっきり見えるのは久しぶりなので昼食後、散歩を兼ねて港方面に向かった。

 北風が強くかなり冷たい。茨城の冬に比べれば気温はかなり高いが、二度目の冬ともなると身体も静岡の気候に慣れてしまったのか今年の冬は寒く感じる。

 日の出埠頭の岸壁から眺めた後、イベント広場のレンガのテラスの上から写真を撮っていたら三脚にカメラを付けて同じように富士山を見つめている男性が話しかけてきた。

 東京在住の方だが、昨日明石海峡の写真を撮っての帰りで、天候が良いので静岡に途中下車して富士山を撮影しに来たと言う。
 この近辺での撮影ポイントはどこかの問合せや河口湖でダイヤモンド富士を撮影したときの感動などを話してくれた。

 この間約15分、強い風で富士山付近の雲の形がどんどん変わる。富士山の上に象の顔のような雲ができたので"パチリ"と一枚撮った。
  


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2008年01月16日

カラスがみかんをくわえて・・・

 日本平の麓を散歩していると今頃はみかんが木々にたわわに実り、また収穫して売り物にならない"くず"みかんが畑にたくさん落ちているのを見かける。

 この落ちたみかんをカラスが口にくわえて飛び上がった。しかも3羽とも口にくわえて・・・。カラスは雑食といわれているので不思議ではないが、実際にその光景を見ると"ゴミ袋"をつつくカラスに比べて微笑ましい。またこの様子を見ると、ゴルフ場でボールを持ち去るのも本当の話だと実感する。

 昨年、朝早く清水駅に向かって巴川に架かる橋を渡ろうとしたとき、ちょうど満潮に近い頃で護岸のコンクリート上のサギが水面をじっとにらみ魚を狙っている姿を見た。

 冬でも動物が自然の中で食べ物を容易に得られる光景に出くわすと、静岡の気候の良さは人間様だけのものではないことが良く理解できる  


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2008年01月15日

81歳の方に刺激を受ける

 昨日(1/14)の毎日新聞朝刊の"みんなの広場"に、私も将来"そうなりたい"と思う宮崎県高鍋町の81歳の方の投書が掲載されていた。

 タイトルは"老化防止に「一日一文」を書こう"で、これだけで内容は想像できる。文章を書くことが頭脳の活性化に一番良いと考えており、誰かに近況などを伝える便りをしたら良い、作文が苦手なら文章を少なくした絵手紙でも良い、携帯電話やパソコンでのメールという手もあると書かれている。
 さらに、昨年夏からブログも開設し「お遊びレター」として日々更新しており、老化防止に「一日一文」の運動を提案し、結んでいる。

 投書をするくらいだから元々書くことが好きで慣れている方だと推測するが、高齢(失礼!! 今ではこの年代はまだ高齢とはいわないか・・・)にもかかわらず新しいことに挑戦している様子はすごいと思う。

 これを見て自分自身も何歳になってもいろいろなことに取り組んでいきたいとあらためて感じた。  


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2008年01月14日

リトグラフ講座(2)

 昨日完成させた版を使ってのリトグラフの摺りを行った。リトグラフの原理も難解だが、摺りの工程も他の木版画などに比べるとかなりの手数を要する。

 "油性絵の具と水"の反発を利用するので、版の乾燥を防ぐため絶えず表面に薄い水の層を作らなければならない。
 また油性絵の具はローラで付着させるのだが、その濃淡を調整するのが難しい。今回は3枚の版画を制作したが、その手順についてはもう一度良く振り返らなければ思い出せない。技術的に難しいというより、手数が多く、忙しくて覚えきれない感じであった。

 先日写真を掲載した石の版に参加者が適当に書いた絵を摺ったものと、私が作って摺った絵を写真で示す。
 他の版画技法との大きな差はリトグラフは描いたままが表現できる版画手法であり、作品を見てもコンテの跡が明瞭に現れている。


 この富士山の図案については木版、シルクスクリーン、リトグラフがそろったことになる。同じ図案で銅版画にチャレンジすることを考えている。
  


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2008年01月12日

リトグラフ講座(1)

 今日から3日間、静岡県立美術館実技室開催の「版画入門講座 リトグラフ」に参加している。実技室では年間に「木版」、「シルクスクリーン」、「銅板」、「リトグラフ」の入門講座があり、私は今回で一応全ての版画講座を経験することになる。

 他の版画に比較して"リトグラフ"の理屈、原理は説明が難しい。石の板に新油性の部分と親水性の部分をもうけ、板全面に水分を含ませた後、ローラに油性のインクを付けて転がすと、油と水の反発作用で新油性の部分にのみインクが着肉する。ここに紙を置いて上から圧力をかけるとインクが紙に転写されるというもの。
 描画した部分を新油性にすれば"絵"になる。

 現在では石の板は非常に高価であるので、アルミ板が使用される。今日はこのアルミ板に、自分で版画にしたい"絵"を油脂性物質からなるダンマトグラフ、リトクレヨンというコンテを用いて描いた。私は以前制作した「木版」、「シルクスクリーン」と同じ絵柄を選んだ。

 明日はアルミ板に描いた"絵"を新油性の部分にするための処理を行い、3日目に印刷することになっている。どんなものができるのかが楽しみである。


 写真は本物の石に参加者が適当に"絵"を描いたもので、明日以降、先生が処理、印刷してくれることになっている。  


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2008年01月11日

携帯電話とコンビニ

 今朝の毎日新聞にここ10年ほどの間に身近でとても便利になったことに関する2つの記事が出ていた。

 ひとつは携帯電話に関するもの。昨年末でその契約数が1億件を超えたそうだ。携帯電話の前身である自動車電話のサービス開始から約28年、携帯電話に進化してからは約20年での記録達成とのことだ。

 昨年は6.9%の伸びだそうだが、私もそのうちの1件となった。少なくなった公衆電話を探す手間が省けて便利だが、私の場合はむしろそのカメラ機能に重宝している。
 1億件というと赤ちゃんや小さいお子さんを考えれば一人一台持っている計算になりそうだ。

 車の運転中の携帯電話使用は禁止されているが、相変わらずその光景は見られるし、今や自転車に乗りながらのメールも若い人にとっては普通の姿になっている。これも近々禁止されるというが安全面からも車、自転車ともに運転中の使用は絶対に止めて欲しい。

 二つ目は発信箱というコラムに書かれていたこと。京都議定書が定めた温室効果ガスの削減義務を守るため「生活レベルを下げられる」という人が世論調査で49%いたとそうだ。
また朝日新聞での調査でも「今より生活が不便になっても良い」と答えた人が51%いた。さらに温暖化を防ぐため「コンビニの深夜営業がなくても我慢ができる」という人が83%いたそうだ。

 コラムの筆者も"地球を食いつくしかねないほどの成長を追う米国やロシア、中国より、日本国民は未来を見据えているのではないか"と述べている。
 ただ、政府は昨年末、温暖化対策としてコンビニの24時間営業の見直しを検討したが、業界が「16時間営業に短縮しても温室効果ガスは3~4%しか減らず、売り上げは2割程度落ちる」と猛反発して、見送られたとのこと。
 「深夜営業はいらない」との利用者の声がもっと大きくなれば必然的に営業時間は短縮される。そんな方向に流れていくと良いと思う。  


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2008年01月09日

年賀状で考えること

 年賀状をいただいて"ひとつ心してかからねば・・・"と思うことがある。

友人からの年賀状の中にいくつか"体調を崩して"とか"入院して"、"手術して"という言葉が見られる。幸い、それぞれの人は回復されているようだが、やはりそれなりの年齢になっていることを痛感させられる。

 振り返って自分を見つめてみると、長い時間を歩くと"ひざが痛い"くらいで今のところいたって健康のようである。
 とはいっても同年代の友が経験しているのだから私もその予備軍であることは間違いない。だからといって"なにをすべき"かもわからないのが現状だ。

 とにかく"暴飲暴食を避ける"、"規則正しい生活を心がける"、"なるべく歩く"という今までどおりの日々を送るしかないかとも思っている。  


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2008年01月08日

二酸化炭素の排出量ってなーに?

 新年初めての"グランシップ"でのボランティア。新年の挨拶が終わったところでいつものように新聞の切抜きから始まる。その後グランシップや近隣施設の催しのチラシの袋詰めを行う。手は忙しく動くが口は遊んでいるので作業をしながらいろいろな話題を話し合う。

 紅白歌合戦、お正月とお孫さん、年賀状、浜崎あゆみの耳の障害など話は次から次へと展開していく。
 もちろん真面目な話も時には入ってくる。今日は"炭酸ガスの排出量ってどうして決めるのか"であった。ガス、電気、石油などどうなっているのだろうか。

 その場での結論は"多分、それぞれに係数をかけるのではないか"という事になった。次回までに私が調べることになり、早速インターネット検索にかけてみた。

 その結果、"係数"を使うことは正解であった。電気、都市ガス、プロパンガス、ガソリン、燃えるごみなどそれぞれの単位重量(容積)あたりの二酸化炭素排出量数値が決まっている。

 ガソリンは1リットルにつき排出量は2.3kg。例えば1ヶ月、360km走って30リットルのガソリンを消費したとする。すると燃費は12km/リットルであるのでこの車の二酸化炭素排出量は、1km当り0.19kg(=2.3/12)となる。

 この重量を容量に変換する。二酸化炭素は44g(原子量=12+16x2)で22.4リットル(気体の1モル当りの定数)であるので、この車は1km走るごとに0.19x1000(g)x22.4/44=96.7リットルの二酸化炭素を排出することになる。2リットル入りのペットボトル約49本に相当する。

 このように計算するとこの車の場合、平均的に一日1リットルのガソリンを消費することになるので、一日でペットボトル588本(=12x49)、一年間では2リットル用ペットボトルでなんと21,4582本分の二酸化炭素を排出することになる。

 なお、電気の二酸化炭素排出量数値は1kWhあたり0.36kg,都市ガス1立方メートルあたり2.1kg、プロパンガス1kgあたり3.0kg、燃えるごみ1kgあたり0.84kgとのこと。燃えるごみも2.7kgでガソリンと同じ排出量となる。

 これらの値を用いて一般家庭から排出される二酸化炭素量を計算すると普通の生活でもかなりの二酸化炭素を放出していることになり、改めて驚いてしまう。  


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2008年01月07日

「飛鳥Ⅱ」入港するも・・・

 客船・飛鳥Ⅱの本年度清水港最後の寄港はあいにくの雨模様となってしまった。三保半島から姿を現し湾内に入ってくる頃は曇り空の中にうっすらと富士山が見えていたが、日の出埠頭に接岸する頃にはポツリポツリと雨が落ちてきてしまった。

 昨年12月の入港時も曇っていて富士山が見えなかったので、今回こそはと期待したが昨日までの晴天とはうって変わっての天候となってしまった。飛鳥Ⅱは雪に覆われた富士山との相性は悪いのだろうか。

 今回は"船内見学"が募集されたので私も応募したが、100人の定員に対してなんと1100人以上の希望があったとのことであえなく落選した。次にこのような機会があったら是非当選したいものだ。

 清水港客船誘致委員会の平成19年度の入港予定は今回ですべて終了した。来年度はどんな船が来るのか楽しみにしている。  


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2008年01月05日

綱吉の時代

 年末から年始にかけて図書館で借りた本を何冊か読んだ。
ひとつは諸田玲子の「灼恋」で綱吉、柳沢吉保、綱吉の母桂昌院、公家出身の綱吉の正妻信子、さらに綱吉の側室染子、京都の公家が絡んだ世継争いの物語。染子は吉保の側室で綱吉に差し出したというのが従来の説だが、ここは諸田氏の"女性から見た歴史"の立場から書かれており、染子が側室であるのは表向きで実質は綱吉の側室であり、吉保・染子の儚い恋として描かれている。

 他の一冊は風野真知雄の「"元禄"を見てきた」という本で、現代からタイムスリップして江戸の町で生活し歴史上のできごとを体験したという”気軽にスラッ"と読めてしまう本である。

 共通点はいずれも綱吉の「元禄時代」で、華やかな反面悪名高い"生類憐みの令"で庶民が苦労させられた時期でもある。
 こんなヘンな法律があってはたまらないと思っていたら、1/4毎日新聞のコラム"余禄"に似たような話が出ていた。もちろん大昔古代ローマ帝国の話で、「夢」の秘密警察があって、国家を脅かすような"夢"を見た人物を皇帝に密告する「夢のスパイ」が暗躍したそうだ。
 人々は見た夢がどう政治的に受け取られるかを恐れ、人に話すのをはばかり、遂には寝言を口走るのを恐れて人前でうたた寝もしなくなったという。

 ねじれ現象で国会の審議がなかなか進まないようだが、為政者たちに都合の良い法律ではなく、国民本位の法律を作って欲しいものだ。  


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2008年01月04日

巴川沿いを歩いて

 昨日の「箱根駅伝」、事前の予想通り駒大の総合優勝で幕を閉じたが、今年は復路でも2校が途中棄権して計3校が記録なしという後味の悪い大会となった。
 また、学連選抜チームが4位に入る活躍で来年の予選校枠が1つ増えたが、途中棄権した3校は実力のあるチームだけに逆に予選突破が厳しくなるという皮肉な結果を招いてしまった。
 今日の新聞各紙にも書いてあったが、選手の健康管理、マスコミの扱いなど一考すべき時期かとも思う。

 話は変わって今朝の毎日新聞に、正月休みの食べすぎでたまった内臓脂肪を下げるにはウォーキングが最適と書いてあった。
そんなこともあり、昼食後、我が奥さんから散歩に引っ張り出されて、2時間ほど歩き回ってきた。おかげで帰宅後は膝ががくがく。
 巴川沿い歩くと富士山が良く見える。1時間ほど経ったところで"高部みずべ公園"に到着。ここは巴川ほか3つの川が合流する地点で、数年前にそれぞれの川に沿ったあった公園をきれいな橋でつないでまとめたそうである。
 巴川に大きな鯉やたくさんの魚が泳いでいるのが見える。もちろん富士山も見える憩いの場所であった。
 
(高部みずべ公園から見える富士山)  


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