2008年01月24日

中学生の美術・芸術鑑賞

 北風が吹き荒れたため青空の中に富士山がくっきり浮かび上がった。このくらいきれいに見えると地元の静岡新聞にも取り上げられて、夕刊には三保の松原越しの写真が掲載されていた。
 私の写真は夕方、船越堤公園から望遠レンズで撮ったもの。


 午前中は県立美術館で中学生鑑賞のお手伝い。先導で生徒さんを案内した後は、地獄の門に多数見られる"悩める人たち"をどのように作ったかの展示パネルの前で説明を行った。
 作り方はロストワックス法と呼ばれる鋳造法であり、若かりし頃いろいろな鋳造技術に携わった経験が今思わぬところで役に立っている。
 その横ではビデオで"ロダン"体操を紹介している。ロダン館には地獄の門、考える人、カレーの市民など多数のロダンの作品が展示されており、それぞれがいろいろなポーズをとっている。この姿勢にあわせてストレッチしたり体操するもので、昨年テレビで紹介されたこともあり、案外中学生も知っており興味を持っていた。置いてある体操のパンフを喜んで持ち帰る生徒さんもかなりいた。
 
 グランシップと合わせ中学生の鑑賞に付き合ってみると中学校ごとにそれぞれの個性を感じるが、先生方もいろいろである。生徒と一緒に鑑賞したり、われわれボランティアに協力してくれる先生方がほとんどではあるが、中には自分の鑑賞に夢中になり生徒とまったく別行動をとったり、階段での移動で息を切らして生徒からはるかに置いていかれる先生もいる。
 ボランティアをしながら人間観察するのもけっこう楽しい。  


Posted by 風車 at 21:11Comments(0)