2007年06月02日

一富士ニタカ三なすび

SBSTVで近く(車で10分ほど)の「三保街道」の特集があった。三保の松原や富士山が
見える美しい景色はよく知っていたが、トマト、枝豆やナスの栽培が有名であることは知ら
なかった。

 ナスは家康への献上品であり、ここから家康の好きな「一富士 ニタカ 三なすび」という
縁起の良いことわざが生まれたという。

 家康駿府入場四百年祭にちなんで紹介されたのかと思い、インターネットでこのことわざ
を調べてみた。

 これによると確かに家康の好む物として景色では富士山、趣味は鷹狩、食べ物はなす
であり、これを夢に見てあやかろうとする説がある。

 そのほかに家康が駿府にいるとき,初ナスがあまりに高かったため、「まず一に高きは富士
なり、その次は足高(安鷹)山、さらにその次は初ナス」と言い表したという。

 また駿河の名物を並べたと言う説。「富士」はいうまでもない。「鷹」は富士山麓か
ら出るタカが素晴らしく、「なす」は駿河国産のナスが全国に先駆けて取れる名産であった
ことに由来すると言う。

 いずれにしても、初夢の縁起の良いものとして言い伝えられてきたこのことわざが家康や
駿河に由来するものであることを初めて知った。  


Posted by 風車 at 20:48Comments(0)