2007年11月22日

秋の桜エビ漁

 駿河湾で秋の桜エビ漁が行われている。
 夕方のあさひTVの"食彩王国"で「桜えび」に関することを放送していた。「桜えび」漁の起源は112年前で、「アジ」漁を行うとき浮きを付け忘れ、沈んでしまった網を引き上げたところ"偶然"に大量の「桜えび」が取れたことだそうだ。

 この「桜えび」は駿河湾の200~300m深さでのみ獲れるが、これは富士川、安倍川、大井川、富士山の雪解け水に含まれる滋養に富んだ水によるものという。

 春、秋の漁期には漁協に所属する漁船が多数出漁するが、ある漁船で大漁だった場合、不漁であった漁船にも皆平等に分配し、乱獲を避けているそうだ。

 甘いすき焼き風のたれに桜えび、豆腐、ねぎを入れて煮込んだ漁師料理「沖あがり」は絶品で、私もこの春、由比港で食べたがとてもおいしかった。
 富士川の川原をピンクに染めた桜えびの乾燥風景はよく写真で見るが、桜えびは干すことによってアミノ酸が3倍に凝縮されるので、よりおいしくなるそうだ。
 桜えびがたっぷり入ったかき揚げ丼やお好み焼きを食べたくなる。  


Posted by 風車 at 20:20Comments(0)