2007年04月15日
グランシップサポーター研修会
年度始めということで「グランシップサポーターの総会・研修会」が行われました。
総会といっても特別なことはなく、館長の挨拶(新館長はまだNHKと兼任で出席できず)、担当者の紹介、講演会、連絡事項で1時間半ほどで終了しました。
講演会は、グランシップでは5月の連休に子供たちを対象とした集いやお遊びがあるので、「子供たちにどのように対応すべき」かについて常葉学園短大・長橋助教授が、また「保育園・幼稚園の現場で感じたこと」について加藤寿子さんから話がありました。
長橋先生の「子どもたちとのコミュニケーション」と題した講演の要旨は以下のとおりです。
(1)子供たちを取り巻く環境は個々の環境によって異なるので当然、物に対する価値感覚も変わってくる。また、受け入れる情報もTV、ラジオ、ゲームなどのマスメディアだけの場合や天気予報など自然現象を知ろうとするなどの相違がある。
(2)人的環境としては、子供を尊重することから始めるべきで、考え方、やっていることを認める必要がある。遊びとか造形活動では必ずしもルールにはめる必要はない。個性を生かし延ばすことが重要。指導者としての意識を捨てて、言葉のキャッチボールから入って、子供の緊張感を和らげ、距離感を近づけること。同じ目線で対応し、一緒に考えるという共同者としての立場が良い。
(3)造形活動(遊び)を通しての対応は、子供の失敗を認めてどのように対処するかをともに考えることが必要で、他の子供との比較は控え、個性的部分の抽出し、評価してあげる。
ちょっと理解しがたい点もありますが、これはサポーターとしてイベントなどで子供さんに対応すべきときの基本的考え方として話されたようです。
私も県立美術館・実技室のお手伝いで子どもさんと接触する機会があります。この意見を参考にしたいと思います。
加藤さんは、今の若い親御さんは兄弟が少なく、また核家族を経験してきているので、「子育て」に関して"聞く"手段を持たない、周囲に相談する人がいないと言っておられました。つまり孤立しているので「子育て」が「孤育て」になってしまっている、ということです。親が何をして良いかわからない時代であり、保育の世界では「親育て」が必要という意見が出ているそうです。
"本当なの?"と言う気もしますが、専門家からの厳しいお話でした。
総会といっても特別なことはなく、館長の挨拶(新館長はまだNHKと兼任で出席できず)、担当者の紹介、講演会、連絡事項で1時間半ほどで終了しました。
講演会は、グランシップでは5月の連休に子供たちを対象とした集いやお遊びがあるので、「子供たちにどのように対応すべき」かについて常葉学園短大・長橋助教授が、また「保育園・幼稚園の現場で感じたこと」について加藤寿子さんから話がありました。
長橋先生の「子どもたちとのコミュニケーション」と題した講演の要旨は以下のとおりです。
(1)子供たちを取り巻く環境は個々の環境によって異なるので当然、物に対する価値感覚も変わってくる。また、受け入れる情報もTV、ラジオ、ゲームなどのマスメディアだけの場合や天気予報など自然現象を知ろうとするなどの相違がある。
(2)人的環境としては、子供を尊重することから始めるべきで、考え方、やっていることを認める必要がある。遊びとか造形活動では必ずしもルールにはめる必要はない。個性を生かし延ばすことが重要。指導者としての意識を捨てて、言葉のキャッチボールから入って、子供の緊張感を和らげ、距離感を近づけること。同じ目線で対応し、一緒に考えるという共同者としての立場が良い。
(3)造形活動(遊び)を通しての対応は、子供の失敗を認めてどのように対処するかをともに考えることが必要で、他の子供との比較は控え、個性的部分の抽出し、評価してあげる。
ちょっと理解しがたい点もありますが、これはサポーターとしてイベントなどで子供さんに対応すべきときの基本的考え方として話されたようです。
私も県立美術館・実技室のお手伝いで子どもさんと接触する機会があります。この意見を参考にしたいと思います。
加藤さんは、今の若い親御さんは兄弟が少なく、また核家族を経験してきているので、「子育て」に関して"聞く"手段を持たない、周囲に相談する人がいないと言っておられました。つまり孤立しているので「子育て」が「孤育て」になってしまっている、ということです。親が何をして良いかわからない時代であり、保育の世界では「親育て」が必要という意見が出ているそうです。
"本当なの?"と言う気もしますが、専門家からの厳しいお話でした。
Posted by 風車 at 20:47│Comments(1)
この記事へのコメント
子供との接触のしかたが良く判り参考になりました。私も6月に公民館講座の陶芸教室を担当します。親子での参加となりまして親が隣にいるときは又違うかなとも思いますがやってみます。
Posted by つくばね at 2007年04月16日 08:24