2007年06月08日
古今親孝行
介護サービス会社「コムスン」の問題でにぎわっているが、毎日新聞6/7の「余禄」に古今東西の親孝行の変遷が面白おかしく書かれていた。以下その抜粋。
その昔、中国の呉の孟宗(もうそう)が病母の欲しがる筍(たけのこ)を雪の日に探し回った。その孝に動かされた天の助けか雪中から筍が生えてくる。これが「孟宗竹」の語源らしく、中国の親孝行訓話を集めた「二十四孝」で一番有名な話である。
同じく晋の王祥は魚を求める母のために凍った川の上に裸で伏し、氷をとかして魚を取った。ほかにも親を蚊から守るために自分が刺されるように裸で寝る男や、自分が老いるのを両親が悲しまぬよう70になっても子供の格好でいた人物の話もある。
だがこの孝子たち、江戸時代の日本人には落語のネタにされるなどさんざんだ。井原西鶴は雪中に筍が欲しければ八百屋で、鯉(こい)なら魚屋で手に入ると書いた。 親孝行はごく普通に家業で稼いだお金で行うものだという。そういえば現代にはみんなで保険料を出し合って行う親孝行もある
「お金」だけでもないだろうし、 「親孝行」にもいろいろな考え方がある。それぞれの立場で最も良いと考える親孝行をすればよいのではなかろうか。
その昔、中国の呉の孟宗(もうそう)が病母の欲しがる筍(たけのこ)を雪の日に探し回った。その孝に動かされた天の助けか雪中から筍が生えてくる。これが「孟宗竹」の語源らしく、中国の親孝行訓話を集めた「二十四孝」で一番有名な話である。
同じく晋の王祥は魚を求める母のために凍った川の上に裸で伏し、氷をとかして魚を取った。ほかにも親を蚊から守るために自分が刺されるように裸で寝る男や、自分が老いるのを両親が悲しまぬよう70になっても子供の格好でいた人物の話もある。
だがこの孝子たち、江戸時代の日本人には落語のネタにされるなどさんざんだ。井原西鶴は雪中に筍が欲しければ八百屋で、鯉(こい)なら魚屋で手に入ると書いた。 親孝行はごく普通に家業で稼いだお金で行うものだという。そういえば現代にはみんなで保険料を出し合って行う親孝行もある
「お金」だけでもないだろうし、 「親孝行」にもいろいろな考え方がある。それぞれの立場で最も良いと考える親孝行をすればよいのではなかろうか。
Posted by 風車 at 20:43│Comments(0)