2007年01月29日

「よみがえる源氏物語絵巻」(その1)

 三島・佐野美術館で展示されている復元模写された「源氏物語絵巻」を見てきました。

 H12年から始まった復元模写プロジェクトの様子は何回かに分けてNHKで放送されました。蛍光X線分析装置を使用しての絵の具成分の調査、紙の成分である"楮"を詳細に調べ当時と同じ紙を漉いたなどさまざまな場面で現代の科学技術を駆使して再現したものであり、実物を見てみたいと思っていました。

 そして昨年春、東京・五島美術館での展示に当時住んでいた茨城県から3時間あまりかけて出かけたのですが、なんと開場15分後に到着したときで"3時間待ち"の入場制限。がっかりしてそのまま帰りました。その後、友人が再放送された番組をDVDに録画してくれてそれを何度か見て我慢していたわけです。今回1年ぶりに願いがかないました。

 復元模写は昭和の時代にも行われており、今回は国宝の原画をデジタル処理した写真、昭和の模写、そして平成の復元模写を並べて展示してあり、素人ながらそれぞれの違いと良さがよく分かり、満足した気持ちで美術館をあとにしました。

 きょうの画像は2年ほど前、TVを見て作成した私の版画「橋姫」の一部です。
「よみがえる源氏物語絵巻」(その1)



Posted by 風車 at 19:21│Comments(0)
 
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