2008年07月20日
日本画の模写講座
東海地方も梅雨明けして"夏本番"。夜もだいぶ寝苦しくなってきた。
19日の土曜日と今日の2日間、県立美術館の実技室で「日本画模写」講座が開催されました。
今年の2月、ガンダーラ遺跡展にちなんで「仏像」を日本画で描く企画があり、そのときはボランティアで参加しましたが一度「日本画」なるものを経験したいと思っていました。
今回も講師は実技室創作週間で日本画インストラクターで指導されている日下文先生。
参加者は浜松から来た二人の女子高生を含めて14人。第一日目は収蔵作品のうち5点の日本画作品を森学芸員の解説で"直見(じかみ)"をして、自分が模写する作品を決めました。
続いて日下先生から「上げ写し」という技法の説明を受けました。この技法はNHKTVで2~3年ほど前に放映された「源氏物語絵巻の復元の記録」でも紹介された伝統的なもの。
下絵の上に薄美濃紙を置き、美濃紙の下側に新聞紙で作った丸棒を張り、この丸棒をローラーのように巻き上げ、下絵を見て、再度ローラーを下げて美濃紙の上に直接筆で描く方法。

もともと絵を描くことがほとんどない私なので、筆の動かし方がわからない上、ローラーを上げて見た部分を、ローラーを下げて美濃書きの上に書こうとしても見た絵が直ぐに頭から消えてしまう有り様なのでとても大変でした。
現役の美術部の高校生は日本画の経験は無いと言うものの、手馴れた様子でどんどん仕上げていきました。

二日目の午後、悪戦苦闘の末なんとか一枚模写を完成。もっとも"模写"とは程遠いものとなってしまったが・・・。
これが私の作品でも、との絵は「百猿図」で作者は狩野栄信、19世紀初頭の作品とされています。
このあと、作品の「裏打ち」の方法も教えていただき、参加者が十分満足のなか、講座が終了しました。
19日の土曜日と今日の2日間、県立美術館の実技室で「日本画模写」講座が開催されました。
今年の2月、ガンダーラ遺跡展にちなんで「仏像」を日本画で描く企画があり、そのときはボランティアで参加しましたが一度「日本画」なるものを経験したいと思っていました。
今回も講師は実技室創作週間で日本画インストラクターで指導されている日下文先生。
参加者は浜松から来た二人の女子高生を含めて14人。第一日目は収蔵作品のうち5点の日本画作品を森学芸員の解説で"直見(じかみ)"をして、自分が模写する作品を決めました。
続いて日下先生から「上げ写し」という技法の説明を受けました。この技法はNHKTVで2~3年ほど前に放映された「源氏物語絵巻の復元の記録」でも紹介された伝統的なもの。
下絵の上に薄美濃紙を置き、美濃紙の下側に新聞紙で作った丸棒を張り、この丸棒をローラーのように巻き上げ、下絵を見て、再度ローラーを下げて美濃紙の上に直接筆で描く方法。

もともと絵を描くことがほとんどない私なので、筆の動かし方がわからない上、ローラーを上げて見た部分を、ローラーを下げて美濃書きの上に書こうとしても見た絵が直ぐに頭から消えてしまう有り様なのでとても大変でした。
現役の美術部の高校生は日本画の経験は無いと言うものの、手馴れた様子でどんどん仕上げていきました。

二日目の午後、悪戦苦闘の末なんとか一枚模写を完成。もっとも"模写"とは程遠いものとなってしまったが・・・。
これが私の作品でも、との絵は「百猿図」で作者は狩野栄信、19世紀初頭の作品とされています。
このあと、作品の「裏打ち」の方法も教えていただき、参加者が十分満足のなか、講座が終了しました。
Posted by 風車 at 20:10│Comments(0)